じもとHDの資金返済延期を承認 金融庁、機能強化法で初
金融庁は20日、東北を地盤とする地方銀行の持ち株会社じもとホールディングス(HD、仙台市)の公的資金返済を、13年後の2037年9月末に延期する計画を承認したと発表した。24年9月末が返済期限の200億円が対象で、04年に成立した金融機能強化法に基づき注入された公的資金の返済延期は初めて。 じもとHDは今月27日に臨時株主総会を開き、計画を正式に決める。傘下のきらやか銀行(山形市)が融資先の破綻や有価証券の運用損失で経営が悪化。09年9月末に注入を受けた分の返済のめどが立たなくなり、金融庁と協議していた。