串田和美がシェイクスピアの『マクベス』を脚色 フライングシアター自由劇場の第5回公演『そよ風と魔女たちとマクベスと』上演決定
フライングシアター自由劇場 第5回公演『そよ風と魔女たちとマクベスと』が、2025年4月25日(金) から5月4日(日・祝) に東京・すみだパークシアター倉、5月9日(金) から11日(日) に長野・信毎メディアガーデンで上演される。 【全ての画像】フライングシアター自由劇場 第5回公演『そよ風と魔女たちとマクベスと』出演者 数々の作品を世に送り出し、1996年に解散したオンシアター自由劇場。串田和美は自身が探し求める演劇活動『自由劇場』を再開するため、2023年に「フライングシアター自由劇場」と名を改め、企画創作を開始した。 その第5作となる本作では、シェイクスピア四大悲劇のひとつである『マクベス』を串田和美の独特の発想のもとに脚色。彼は1972年から『マクベス』を時代や自身の思考に合わせて演出してきたが、6度目となる本作では、9人の俳優とともに、21世紀のための“新たな古典”を描き出す。 出演には、元宝塚歌劇団宙組トップスター・大空ゆうひ、約3年前から俳優活動を開始し数々の演出家からオファーを受け急躍進を続けている串田十二夜、唐組でメインの役どころを多数担ってきた福本雄樹、劇団「柿喰う客」で活躍中の原田理央、演劇ユニットnoyRを立ち上げ精力的に活動している大木実奈、日本のビッグバンド「渋さ知らズ」のメンバー・反町鬼郎、映画や舞台など各方面にて活躍中のさとうこうじ、劇団「はえぎわ」を率いる演出家で劇作家でもあるノゾエ征爾、そして本作の脚色・演出・美術に加え衣裳と宣伝画も手がけ、カンパニーを先導する串田和美といった個性豊かなアーティストたちが集結した。 ■串田和美 コメント ちょっと意味深な風変わりとも思える題名のこの芝居は、勿論シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『マクベス』を題材にしたものです。前回は『オイディプス王』を『ガード下のオイディプス』、前々回は『夏の夜の夢』を『あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た』としたように、古典劇として原作があるものを、現代の私たちの感性や意識とつながるように脚色し直し、新たな言葉や物語を“ないまぜ”にして創り上げます。 意識的に感じ取ろうとしなければ気づかない、心地よいそよ風のささやきから、魔女たちの謎かけのような、未来の不安を感じ取ること…… まあ、是非ともご覧いただき、それぞれ観客の皆様方の無数なものがたりが広がっていけば、創り手一同、望外の喜びであります。ご来場を心からお待ちしております!! <公演情報> フライングシアター自由劇場 第5回公演 『そよ風と魔女たちとマクベスと』 原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』より 翻訳:松岡和子 脚色・演出・美術:串田和美 出演:大空ゆうひ、串田十二夜、福本雄樹、原田理央、大木実奈、反町鬼郎、さとうこうじ、ノゾエ征爾、串田和美 【東京公演】 2025年4月25日(金)~5月4日(日・祝) 会場:すみだパークシアター倉 【松本(長野)公演】 2025年5月9日(金)~11日(日) 会場:信毎メディアガーデン