アーセナルはいつしか「セットプレイをゴールに変える達人に」 昨季からセットプレイだけで25ゴールを奪う脅威
相手はセットプレイに恐怖している
30日にプレミアリーグ第13節でウェストハムと対戦したアーセナルは5-2で勝利を収めたが、このゲームでもお得意のセットプレイが威力を発揮した。 前半10分にコーナーキックからDFガブリエウ・マガリャンイスがヘディングでゴールネットを揺らし、幸先よく先制点をゲット。今のアーセナルではコーナーキック、ゴールに近いエリアでフリーキックを獲得した時、得点への期待が膨れ上がる状態となっている。 情報サイト『Transfermarkt』もアーセナルのセットプレイ精度を絶賛しているが、昨季の開幕から数えるとアーセナルはセットプレイから25ゴールを奪っている。これは23ゴールのエヴァートンを抑え、同期間ではリーグ最多の数字だ。 その中でメインターゲットになっているのが長身センターバックのマガリャンイスで、マガリャンイスは今回のゴールが早くも今季リーグ戦3点目。2021-22シーズンから数えると、マガリャンイスはリーグ戦で実に15ゴールを奪っており、これはセンターバックの選手としては1位だ。2位のリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク(9ゴール)とも差がついていて、マガリャンイスが飛び込んでくるアーセナルのセットプレイは相手にとって脅威になっている。 同サイトは「過去のアーセナルは、フィジカル部分が物足りないと批判を受けたこともあるが、今ではセットプレイをゴールに変える達人になっている」と称えており、テクニシャンが目立ったアーセン・ヴェンゲル終盤のチームとは大きくスタイルが異なっている。 選手の大型化に加え、セットプレイコーチを務めるニコラ・ジョバーの存在が大きい。最近はアーセナルに続けとセットプレイに力を入れるチームが増えており、セットプレイの重要性は明らかに増している。 今後もセットプレイはアーセナルの武器となっていくはずで、いつしか対戦相手が恐れる恐怖のフィジカル集団となっている。
構成/ザ・ワールド編集部
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