手帳の使い方は予定管理だけじゃない…「なりたい自分」書いたり、日々の暮らしを記録したり用途多様化
コンビニ向けおにぎりなどの食品製造機械メーカー。手帳とは関係なさそうだが、当時社長だった青木稔顧問の「いい機械を開発してよりよいものにしていくには、1年では足りない。長い期間が書き込める手帳が必要」との発案で2003年に作った。
社内向けだったが、一部を顧客にも配布。当時は類似の手帳がほとんどなかったこともあり、長期にスケジュール管理ができると評判は上々で、08年から毎年発行するようになった。
〈1〉5年間〈2〉1日1行〈3〉パスポートサイズ――は一貫して変えていない。販売中の25年版は4色の表紙付きで、その日の気分で取り換えて使える。数量限定で花柄・和柄セットも用意した。
担当する総務部総務室主任の大内田侑翼さん(37)は「いろんなことにチャレンジできる会社なのだという、シンボル的な商品です」と語る。税込み2200円。
福岡県民向けの暮らしやビジネス情報が掲載された「福岡県民手帳」。1973年版から毎年発行されてきた。大分など販売を終了した県もあるなか、福岡ではより魅力のあるものにしようと2025年版から民間事業者に製作や販売を依頼。デザインを一新し、60市町村のおすすめ情報や施設利用特典などを新たに掲載した。
表紙は「博多織」「ウグイス&梅の花」のリバーシブル。税込み990円。