空自岐阜基地の空曹がセクハラ、停職処分 女性隊員の頭を嗅ぐ、体に触れる
航空自衛隊岐阜基地(各務原市)は18日、女性隊員にセクハラ行為をした第2補給処企画課の50代の男性1等空曹を停職5日の懲戒処分にしたと発表した。 基地渉外室によると、1等空曹は今年5月18日、後輩の女性隊員ら3人と基地の外で飲食した際、頭のにおいを嗅いだり、腕に触れたりしたほか、職場で7月までに複数回、足や肩に触れた。女性隊員から相談を受けた別の隊員が7月26日に上司に報告し発覚。1等空曹は当初、セクハラ行為を否定していたが、現在は認めて反省しているという。 ほかに、無断で欠勤したとして同施設課の40代の男性1等空曹を減給15分の1(1カ月)、同管理課の10代の男性空士を減給30分の1(1カ月)とした。 40代の1等空曹は2022年3月19、21日の夜間勤務にそれぞれ約1時間と約30分遅刻。同8月12日には勤務途中に体調不良を理由に上司の許可を得ずに退庁した。空士は今年9月26日、外出許可を得た午後10時30分までに基地に戻らず、翌27日の勤務時間になっても出勤しなかった。空士は友人宅におり、指導されていた虫歯の治療が終わっていなかったため、虚偽の報告がばれることを恐れて突発的に基地に戻らなかったという。
岐阜新聞社