安倍首相が記者会見 臨時国会が閉会(全文1)国益にかなう結果得られた
安倍晋三首相は9日午後、官邸で記者会見を開いた。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「安倍首相が会見 「桜を見る会」追及続く中、臨時国会が閉会(2019年12月9日)」に対応しております。 【動画】安倍首相が会見 「桜を見る会」追及続く中、臨時国会が閉会 ◇ ◇
米国との貿易協定承認
司会:ただ今より、安倍晋三内閣総理大臣の記者会見を行います。初めに、総理からご発言がございます。皆さまからのご質問は、そののちお受けいたしたいと思います。それでは安倍総理、お願いいたします。 安倍:本日、臨時国会が閉会します。この国会では、米国との貿易協定が承認されました。攻めるべきは攻め、守るべきは守る。この大きな方針の下、米国と交渉し、わが国にとって大切なコメについて、関税削減の対象から完全に除外しました。日本の自動車に対し、米国は232条に基づく追加関税を掛けない、そのことも首脳会談の場で直接トランプ大統領から確認を取りました。同時に、わが国の幅広い工業品について、米国の関税が削減されます。さらに、牛肉輸出に掛かる低関税枠も大きく拡大するなど、まさに国益にかなう結果が得られたと考えています。 本年発効したTPP11、欧州とのEPAも、合わせれば世界経済の6割、GDPで5000兆円を上回る、自由で公正なルールに基づくマーケットが誕生します。その中心にいるのがまさに日本です。これは、高い技術力を持つわが国の中小・小規模事業者の皆さん、安全でおいしい食を支えてきた全国津々浦々の農林漁業者の皆さんにとって、大きなチャンスです。この機を生かし、海外の新しい市場へのチャレンジを力強く後押しします。 今国会では農産物輸出拡大法も成立しました。海外の食品安全に関するさまざまな規制について、緩和に向けた協議を戦略的に行うなど、新しい司令塔の下、省庁の縦割りを打破し、スピード感を持って取り組んでいきます。さらには、補正予算、来年度予算により、和牛、酪農の増産支援、水産業の競争力強化、スマート農業の導入推進など、農林漁業者の皆さんの生産基盤強化に取り組み、私たちが未来を託せる農林水産新時代を切り開いていきます。