安倍首相が記者会見 臨時国会が閉会(全文1)国益にかなう結果得られた
年金給付の所得代替率が改善した
しかし、この夏の年金財政検証では、少子高齢化が進む中でも、アベノミクスによって支え手が500万人増えた結果、将来の年金給付に掛かる所得代替率は改善していました。働き方改革を進め、保育や介護など、さまざまな事情の下でも、就労への意欲を生かせる社会をつくっていく。元気で意欲ある高齢者の皆さんに、就労の機会をしっかりと確保していく。人生100年時代の到来をチャンスとして、前向きに捉えながら、働き方の変化を中心に据えて、年金、医療、介護、社会保障全般にわたる改革を進めます。そうすることで、現役世代の負担上昇を抑えながら、令和の未来をしっかりと見据えた、全ての世代が安心できる社会保障制度を構想したいと考えています。 年が明ければ令和2年、半世紀ぶりにオリンピック・パラリンピックが日本にやってきます。そして、令和7年には大阪・関西万博、昭和39年の東京五輪、45年の大阪万博。まさに高度成長時代のど真ん中で、わが国の経済社会は、五輪と万博を契機に大きな変化を遂げました。令和の時代を迎えた日本も今、新しい時代への躍動感にみなぎっています。この絶好のタイミングにあって、しっかりと未来を見据えながら、国のかたちに関わる大胆な改革を、大改革に挑戦し、新たな国づくりを力強く進めていく。その先には、憲法改正があります。常にチャレンジャーの気持ちを忘れることなく、国内外の山積する課題に全力で取り組んでいく決意であります。私からは以上であります。 司会:それではこれから皆さまからご質問をいただきます。希望される方、挙手をお願いいたします。私が指名いたしますので、所属とお名前を明らかにされた上でお願いいたします。初めに幹事社からお願いしたいと思います。どうぞ。 【書き起こし】安倍首相が記者会見 臨時国会が閉会 全文2に続く