【じゃがいものチヂミ】カリカリ&ホクホクの絶品を極旨だれで!料理研究家・松田美智子の旅するごはん#2
kufura
丁寧な下ごしらえと理にかなったレシピ。センスのよい家庭料理が人気の松田美智子さんが、旅の途中で出合った一皿に松田流アレンジを加えて提案する【松田美智子の旅するごはん】シリーズ。 【写真6枚】コチュジャンベースのたれでいただく「じゃがいものチヂミ」の作り方を写真で見る。おやつやおつまみにぴったり! 食材のうまみ・栄養を最大限に引き出すシンプルレシピ、第2回目はじゃがいもを使った“チヂミ”をご紹介します。チヂミは韓国ではポピュラーな家庭料理で、日本でいえば小ぶりなお好み焼きのような粉もの料理。コチュジャンをベースにしたたれでいただきます。今回はじゃがいもと干しえびでボリュームアップし、ホクホク&カリッとした食感も楽しめる一品に! おやつやおつまみにぴったりです。
でんぷん質の多い男爵いもを使うと、衣がよく絡んで焼きやすい
じゃがいもには男爵いもとメークインがありますが、今回はでんぷん質が多く含まれ、加熱するとホクホクになる男爵いもを使用します。 「皮をむいて切ったあと、通常はでんぷんを抜くために水にさらすのですが、このチヂミでは、衣とよく絡むようにあえて水にさらさずに使います。また、チヂミは具材を衣と混ぜて平たく焼くのが一般的なのですが、今回はじゃがいもの食感を立たせたいので、あえて棒状に切ります。じゃがいもがポキポキ折れないよう、必ず繊維に沿って縦に切ってくださいね」(松田さん・以下「」同) ♦️コチュジャンにレモン汁とナンプラーをプラス。韓国唐辛子で好みの辛さに 前回の「牡蠣のピカタ」同様、チヂミにも韓国唐辛子を使ったピリ辛だれは欠かせません。コチュジャンをベースに、レモン汁とナンプラーで味を調え、韓国唐辛子でお好みの辛さに。 「コチュジャンとレモン汁は相性抜群。ここに塩加減を兼ねてナンプラーを加えてコクを出します。唐辛子は、辛みの強い粉びきと、マイルドな中びきを合わせることで辛さに深みが出て、調整もしやすいと思います。このたれは、炒めもののアクセントとして、あるいはオイルを加えてドレッシングに……と、いろいろ楽しめますよ」
「じゃがいものチヂミ」の作り方
【材料】4~6枚分 男爵いも・・・中2個 干しえび・・・大さじ1と1/2(水で洗い、酒大さじ2に15分浸して戻しておく) ごま油・・・大さじ1~2 春菊などの青菜・・・適量 (衣) 片栗粉・・・大さじ2 薄力粉・・・小さじ2 溶き卵・・・大さじ2~3 だし汁・・・大さじ1~2 おろしにんにく・・・小さじ1/2 塩・・・小さじ1/4 (ピリ辛だれ) コチュジャン・・・大さじ1 ナンプラー・・・大さじ1 レモン汁・・・大さじ2 粉びき唐辛子・・・適量 中びき唐辛子・・・適量