部下の「仕事に関係ない愚痴」を聞くのがツラすぎる...中間管理職40代、どこまで優しいリーダーでいればいい?
「なんでも聞いてくれる優しいリーダー」の密かな苦しみ
職場でモヤモヤを抱えたときに、いつでも優しく話を聞いてくれるリーダー。ワカナさんが目指し、実践されてきた上司像は部下の皆さんにとって「心理的安全性」を確保してくれる大切な存在なのだろうなと思います。 そしてワカナさんがお寄せくださったモヤモヤ話は、そんな「なんでも聞いてくれるリーダー」の舞台裏。そうですよね、上司だって人間です。ずっと愚痴や不満を垂れ流しされて、平気なわけはないですよね……。本当にお疲れ様です。 管理職になると急に誰もケアしてくれなくなり、愚痴を言えなくなる。そんな現象に悩み苦しむ人は多いのではないだろうかと想像します。ヒラの社員から、より「会社(経営)側」に移ることになるので、その人個人の思いを押し殺さないといけない場面が増えるのかもしれません。 部下たちのために職場環境を整えるのが上司のつとめ。愚痴や不満、時には雑談を聞くのも、その業務の一環。ワカナさんもそんな風に自分に言い聞かせて我慢を重ねているのだろうなと思いますが、どうぞ無理し過ぎないで。ワカナさん自身「これは私の仕事なの?」と感じているように、管理職だからと言ってなんでも引き受ける必要はないはずです。
文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi