冬に急増“車のトラブル”「パンクしてるの知ってる?」交差点で停車中に…
■マフラー落下 原因は塩化カルシウム!?
群馬県前橋市では、これからの季節に気を付けるべき車のトラブルが。 依頼人(40代) 「走っていたら車の音がすごく大きかったので、マフラーに穴が開いてるのかなと思って走っていたらカラカラカラと音がしだした」 車の下をのぞいてみると…なんと、マフラーが落下していました。これを見た依頼人はこのように話します。 依頼人 「マフラーが落ちて『あー!』っていうところなので」 もはや笑うしかないといった様子。 依頼人 「午前中、この車を使っていても全然気付かずに乗っちゃっていたので、こんなことが起きるなんて思わなかった」 群馬県北部にある沼田市から、買い物のため前橋市まで運転してきたといいます。 依頼人 「あしたバーベキューをしようと思っていたので、前橋の方においしい肉があって山を下りてきました。恥ずかしいですよね、本当だったら、こうなる前に気付いていれば良かったんですけど」 一体なぜ、マフラーは落下してしまったのでしょうか。 隊員 「サビが原因でボルトが劣化しちゃったことですね」 確かによく見ると、落下したマフラーはサビでボロボロになっています。ここまでサビてしまった理由、それは冬の時期に使うあるものが原因でした。 隊員 「冬場の雪で塩化カルシウムがサビの原因になる。スキー場に行く人なんかは必ずちょっとは拾ってる場合がある」 雪が多く降る時期には、凍結防止のため道路上に塩化カルシウムを散布する光景をよく目にします。この塩化カルシウムがサビの原因になるのだといいます。 隊員 「塩化と言ってる以上は、塩分を含んでいるので、それで鉄をサビさせている」 特に雪の多い地域に出掛ける場合、スタッドレスタイヤの装着はもちろんのこと、帰ったらすぐに車両の裏側まで洗浄をすることをJAFは推奨しています。 依頼人 「もっとマメにメンテナンスしていれば良かったのかなという反省点はあります」 JAF会員で牽引(けんいん)代1万850円に加え、マフラー交換に20万円以上かかったそうです。