冬に急増“車のトラブル”「パンクしてるの知ってる?」交差点で停車中に…
■ぬかるみに注意 はまった車の救出
この日、神奈川では警報が出るほどの大雨。そんな日だからこそSOSは急増します。 依頼は住宅街で車が動かなくなったというもの。一体、何があったのでしょうか。 そこには1台の軽トラックがありました。隊員が車の周りを確認すると、左の後輪が雨でぬかるんだ土にはまっていました。タイヤがスリップして動けなくなったようです。 依頼人は建築業の30代の男性です。 依頼人 「地鎮祭がありまして、車が全部で5台くらい集まるんですけど、敷地内に車を止めて、地鎮祭が終わってすべての業務を終えて帰ろうとしたらタイヤがはまっちゃった」 聞けば、ここは戸建ての建設予定地。工事の安全を祈願する地鎮祭を行っていた2時間の間に雨で土がぬかるんで車が出せなくなったといいます。 依頼人 「止めた瞬間は小雨だったんですけど、地鎮祭が終わったころには大雨で、どんどん地面がぬかるんでいった」 現場責任者である男性は後片付けのために残り、その間に大雨で土がぬかるんでしまいました。 隊員 「ウィンチで引っ張ってあげれば出ると思うので」 ぬかるんだ土に加え、雨で滑りやすく、しかも夜で視界も悪い状況。 隊員 「一層注意して作業しないと、思わぬ落とし穴があったりするので気を付けて作業したいと思います」 隊員はレッカー車と車をワイヤロープでつなぎ、引っ張り出す作戦に。 隊員 「ウィンチ巻きます」 ワイヤロープを巻き始めると車が動き出しました。左の後輪もぬかるみから脱出。およそ5分で無事、ぬかるみのない場所まで引っ張りました。 依頼人 「最初に鉄板を引いておくとか対策は取れたかなと思います」 JAF隊員は、雨が降った翌日も舗装されていない地面への進入は気を付けるべきといいます。
■一瞬の“よそ見”…驚きの理由とは
この日、隊員が向かったのは神奈川県平塚市。道路脇に1台の車が止まっています。 依頼人は50代の男性。何があったのでしょうか。 依頼人 「通勤途中に縁石にぶつけてしまって、タイヤがカラカラ音が鳴ってるので『これはパンクしたな』と思ったのでJAFさんを呼んだ」 タイヤを確認すると、空気が抜けてペチャンコに。さらにホイールには擦った傷とタイヤ側面には大きな穴がありました。 その時のドライブレコーダーの映像。見通しの良い緩やかなカーブを進行中、縁石に激突。運転中に具合が悪くなったのでしょうか。 依頼人 「妻には『めまいとか体調不良でそうなったのか』と言われたので、そういうことじゃないよと話しました。ちょっとよそ見をしてしまったので、ガンと音がしましたので」 よそ見の原因は、男性を心配した妻をあきれさせるものでした。 依頼人 「ダッシュボードの所が汚れていたので、そこを拭くためにそっちに集中しちゃいまして。止まってやれば良かったんですけど、うまくできるだろうと過信してしまった」 激突の瞬間の映像を改めて見てみると、水筒から水をたらした直後、縁石に激突。慌てて拭くティッシュを手放した様子も映っていました。 隊員 「(タイヤの)横が切れてしまうと修理は難しいので、タイヤを替えるしかないです」 男性の車は前輪駆動のため、負担の少ない後輪にレンタルのスペアタイヤを付け、その後輪タイヤをパンクした前輪部分に取り付けました。 後日、交換予定の新品タイヤはおよそ2万円とのことです。 依頼人 「年末のお金のがかかる時期に出費っていう形になりますので、妻も言いたいことはあると思いますけど、『ごめんなさい』と言うしかないですね、私の不注意なので」 大事故には至りませんでしたが、よそ見運転は絶対にやめてくださいね。