【MLB】 山本由伸がリハビリ登板 予定通りの2回を投げ切り1失点2三振
日本時間8月29日、右上腕三頭筋の故障で60日間の故障者リストに入っていたドジャースの山本由伸が、AAAでリハビリ登板を行った。山本は予定通り2回を投げて本塁打で1失点を喫したものの、2三振を奪い四球は与えなかった。山本は復帰までに少なくともあと1先発のリハビリ登板を行うことが予想されている。 山本は4シームの平均球速が約152キロ、空振りは1個と、完全復活にはもう少し時間がかかるかもしれない。山本は恐らく現在のローテーションを守るボビー・ミラーに代わって復帰するだろう。そして右肘の故障で離脱中のタイラー・グラスナウも閉幕前に復帰予定で、ウォーカー・ビューラーに取って代わる可能性が高い。山本とグラスナウが復帰したドジャースのローテーションは、クレイトン・カーショウ、ギャビン・ストーン、ジャック・フラハティ、山本由伸、タイラー・グラスナウという強力な陣容になる。 まだ地区優勝争いの渦中にいるとはいえ、気になるのはドジャースのプレーオフの先発ローテーションだ。ドジャースはまだ勝率リーグ上位2チームに入って最大3戦のワイルドカードシリーズを免除される可能性も、勝率リーグ3位以下(ワイルドカードも)でワイルドカードシリーズから登場する可能性も両方残されている。山本、グラスナウが故障したこともあり、現在のローテーションで突出した投手はいない。プレーオフでどの順番で先発投手を投入するのか、主に4人で回すプレーオフのローテーションには誰が残るのかはまだ分からない。山本が復帰後に好投を見せれば、プレーオフの第1戦で山本を見られる可能性もあるだろう。