初優勝した琴桜とは 2歳から相撲開始、足のサイズ31センチ、NHK朝ドラ好き/アラカルト
<大相撲九州場所>◇千秋楽◇24日◇福岡国際センター 大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)が念願の初優勝を果たした。21年ぶりの大関相星決戦となった結びの一番で、大関豊昇龍を下して14勝1敗。「琴桜」としては初代の祖父が最後に制した73年名古屋場所以来51年ぶりの優勝となった。来場所は綱とりが懸かる。 【写真】初代琴乃若で父の佐渡ケ嶽親方と並ぶ琴ノ若 ◆生まれ 1997年(平9)11月19日、千葉・松戸市生まれ。本名・鎌谷将且(かまたに・まさかつ)。 ◆家族 祖父は元横綱先代琴桜の先代佐渡ケ嶽親方(故人)。父は元関脇琴ノ若、現在の佐渡ケ嶽親方で先代琴桜の弟子。母は先代琴桜の長女真千子さん。兄弟はいない。 ◆アマチュア相撲歴 2歳から始める。「まわしを締めたいと自分から言ってきた」(佐渡ケ嶽親方)。小学校は千葉・柏市の柏相撲少年団に所属。その後、埼玉栄中、高に進学。全国高校総体では団体優勝。 ◆大相撲 15年九州場所で初土俵。20年春場所新入幕。同年秋場所で新関脇。24年初場所後に大関昇進。三賞は敢闘賞5回、技能賞1回。 ◆しこ名 初土俵は「琴鎌谷」。新十両昇進を機に父の名を継ぎ「琴ノ若」に改名。下の名は祖父のしこ名「傑将(まさかつ)」から1字もらった。大関昇進2場所目に、祖父のしこ名を引き継ぐ。 ◆サイズ 生まれた時は3450グラム。現在は189センチ、177キロ。 ◆朝ドラ好き NHK朝の連続テレビ小説を好んで視聴。ただし最近は多忙で「録画がたまる一方。まとめ見するのも“作業”になってしまい…」。 ◆足のサイズ 足の面積では28~29センチも「厚みで入らない」ため31センチ。「基本的に靴は履かない。小学校から雪駄(せった)」。 ◆視力 裸眼で0・3、矯正で1・2。かつては裸眼で稽古&取組。コロナ禍からほとんどコンタクトレンズ着用。「本場所は1日一番だから外れたことはない。稽古中に一方が外れたら、もう一方も外す」。 ◆得意 右四つ、寄り、押し。 ◆血液型 AB。