輝明&右京・新春対談② 阪神・前川「輝さんは常にどっしり」佐藤輝「次の日に持ち越したりは絶対しない」
阪神・佐藤輝明内野手(25)と前川右京外野手(21)の新春対談は盛りだくさん。①からの続きをどうぞ。 前川 輝さんのプレーは普通の人が見てもすごいと思うじゃないですか。それよりも僕は中身、メンタル的なものがやっぱり違うなと思っています。そこは輝さんと話していて、ミスしても動じないし、そういうところが自分も一年間やってみて、安定した成績を残せる理由かなと思って、メンタルの強さが違うなと思いますね。 佐藤輝 それは右京も同じ。負けん気じゃないけど、相手に立ち向かっていく姿勢というのはすごいな、と。試合中にほえるとか、そういうのはすごく感じる。 前川 シーズン中も僕はここ(ハート)のことを輝さんにめっちゃ聞きに行っていたので、まねできるならまねしたいくらいです。常にどっしりしていますよね。 佐藤輝 意識しているわけじゃないけど、もともとそういうタイプだからかもしれない。引きずることもあるけど、次の日に持ち越したりは絶対しない。 前川 打撃のことだと、僕は早く投手に胸を見せないこと。体を開かない、めくれない。そこが早いと対応できないのでその2点は大事にしてます。 佐藤輝 全部が全部まねすることもない。そこは右京も、僕でもいいし、違う打者でもいいし、いいところを取って自分なりにやってくれたらなと思う。 前川 他に聞きたいことは…。 佐藤輝 ないない、そんなもん。野球についてはないやろ(笑)。どこに住んだ方がいいですか?とか。大阪がいいですか? 芦屋の方がいいですか? とかな。 前川 あと2年は寮です。 佐藤輝 あと2年は長いな。でも、今年から新しい寮もできるし(注3)、野球の施設はすごく気になる。 前川 僕はこのあいだ見に行かせてもらいました。まだ内装はあんまりできていなかったので、形だけでしたけど。 佐藤輝 練習するにはすごくいい環境。うらやましい。 前川 いちゃだめなんですよ(笑)。2軍に。 佐藤輝 1軍にいても、休日の自主練とかはできるやん(笑)
(注3)阪神のファーム施設「ゼロカーボンベースボールパーク」が今年3月に兵庫・尼崎市の小田南公園に開業する。メイン球場に最新鋭の動作解析機器が設置され、室内練習場は甲子園よりも広く、打撃練習レーンにはボール自動回収機能もある