フライト中に体調不良の乗客を助けたB・フェルナンデス [写真]=Getty Images

　マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、搭乗していた飛行機内にて体調不良の乗客を助けたようだ。12日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。 　B・フェルナンデスはUEFAネーションズリーグ（UNL）の2試合に臨むポルトガル代表に合流するため、チームメイトのディオゴ・ダロトと共にリスボン行きの飛行機に搭乗。フライト中にはアクシデントが発生したものの、B・フェルナンデスは冷静な対応を取ったという。 　報道によると、B・フェルナンデスはフライト中に一人の男性乗客が気絶しそうになっているのを発見し、すぐさまその乗客がいる飛行機後方の座席に向かったという。その後、「助けてもらえませんか？ 助けが必要なんです」という声を発し、客室乗務員が対応を行うまでの数分間に渡って、その男性乗客に寄り添っていたという。 　同じ飛行機に搭乗していた他の乗客の証言によると、B・フェルナンデスは倒れ込みそうになった男性乗客を支え、客室乗務員が予備の座席に座らせる際も対応に当たっていたとのこと。5分間から10分間ほど男性乗客の座席周辺に留まり、その後は何事もなかったかのように自分の座席へと戻っていったようだ。なお、男性乗客の体調も回復し、歩いて本来の自分の席に戻っていったという。 　状況の証言を行った乗客はB・フェルナンデスの一連の行動について「なんて素敵な人なんだろうと思った。決して大騒ぎすることなく、それをやり遂げた」とコメントしている。