ペップ、監督キャリア最大の危機でリヴァプール戦へ「私の真価を証明する必要がある」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、12月1日に控えるプレミアリーグ第13節リヴァプール戦への意気込みを示した。29日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。 マンチェスター・シティは10月30日のカラバオ・カップ4回戦でトッテナムに敗れたのを皮切りに、ボーンマス、スポルティング、ブライトン、さらにもう一度トッテナムを相手に黒星。グアルディオラ監督は順風満帆だった監督キャリアで初の公式戦5連敗を喫した。守備の崩壊に歯止めが効かず、26日のフェイエノールト戦では3点リードを追いつかれ、6試合未勝利となった。 プレミアリーグで首位に立つリヴァプールとは早くも勝ち点差「8」がついての直接対決。試合前の会見に臨んだグアルディオラ監督は、「もちろん状況は好ましくないが、みなさんが何を望んでいるのかが問題だ。すべてが順調に進んでいること? 全員がフィットし、全員が脂の乗った20代半ばなら、10連勝、12連勝もたやすい。今、私は私の真価を証明する必要がある」と、チームが過渡期にあることを認めた。 「5連敗を喫し、勝つべき試合で引き分ける。だが、それはサッカーでは時々起こることだ。誰かに文句を言ったり、非難したり、指摘したりすることもなく、それを受け入れなければならない。自分の責任から逃げてはいけない。全てが私の肩の上に乗っているし、それは私が望んでいることでもある」 マンチェスター・シティとの契約を2027年夏まで延長した矢先の大不振。グアルディオラ監督は「このクラブは勝利を義務付けられている。人々が『なぜペップは解任されないのか』と言うのは、私たちが過去8年間に積み上げてきた功績の裏返しでもある。世界中のどんなスポーツを見渡しても、10年間強さを継続したチームはいないだろう」と言葉を続け、自身の手腕が試される状況に立ち向かう決意を示した。 「私たちは必ず戻ってくると知っている。それがいつになるかは分からない。私たちが置かれている状況は、大きな目標を考えるのが非現実的だ。今は目の前の試合のこと、私が選手を助けるためにできることだけを考える。私はここに残りたいし、今から今季、来季の終わりまで、チームをあらゆる方向から立て直したい」
SOCCER KING