【日本郵便Honda Dream TP】2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第6戦 SUPERBIKE RACE in KYUSHU
チームにとってはJSB1000クラス初表彰台!
レース1は、やはり序盤にペースを上げることができずオープニングラップで9番手まで下がってしまう。さらにセッティングも今ひとつ合っていないことが分かり苦しい状況ながら、ライディング面でカバーしてペースを上げていく。 その後、3周目の1コーナーで1台がオーバーラン、4周目には1台がペナルティで遅れ7番手に上がると、7周目に1台をパスしたところで、前で転倒があり赤旗中断。残り8周で再スタートが切られることになる。 ピットに戻り、マシンの状況を伝えてセットをアジャストできたことは幸いだった。2度目のスタートが切られると6番手につけ、5周目に名越選手をかわし、そのまま5位でゴールした。 日曜日は気温が上がり、レース2はレース1より3周多い18周で争われた。オープニングラップを8番手で終えた高橋は、前を走る集団を見ながら混戦の中を周回。トップグループには離されてしまったが、3位争いの集団との差を徐々に縮めてきていた。 7周目の1コーナーでは、水野選手がコースアウトし、津田選手をかわすと、さらにペースを上げていく。岩田選手を12周目の第2ヘアピンでかわし5番手に上がると、3位を争う名越選手と野左根選手を追う。15周目には、完全に背後につけると16周目に2台をパスし3番手に浮上。 そのまま3位でチェッカーフラッグを受け表彰台に上がった。チームにとってはJSB1000クラス初表彰台。高橋にとっても久しぶりの表彰台となった。
若松は悔しい3位表彰台
J-GP3クラスは、初日の走り出しから2人とも好調だった。特に岡崎は、一時はリーダーボードのトップにつけるなど、うまく乗れている状態だった。そんな岡崎に負けじと若松も気合いを入れていた。公式予選では、2台でコースインし、うまくタイムを出していき、若松が2番手、岡崎が6番手と好位置につけた。 迎えた決勝。ポールスタートの尾野選手がオープニングラップから逃げていくのを見た若松は、はやる気持ちを抑えながらも3周目に2番手に上がる。しかし4周目に2台が転倒するアクシデントがあり赤旗中断。レースは残り9周で争われることになる。 2度目のスタートでうまく前に出たい若松だったが、位置取りが悪く1コーナーで5番手。2コーナーに向けて加速が鈍っていたがブレーキングで後続を抑える。その後方に岡崎がつけ、オープニングラップは若松が5番手、岡崎が6番手につけていた。 若松は、2周目には3番手に浮上し、前を追う。3周目に前を走る高杉選手がマシントラブルで脱落。若松は2位に浮上するが、後続も続き岡崎を含む6台の集団になっていった。このバトルは最終ラップまで続き、若松は常に集団を引っ張る走りを見せていたが、チェッカー直前にかわされてしまい3位でゴール。岡崎も僅差の5位でチェッカーフラッグを受けた。