“キムタク愛”強すぎ芸人が語るドラマ『HERO』の魅力「本当の格好良さは弱みを見せること」
オーシャンズ世代ならば、青春時代に影響を受けたであろう木村拓哉さん(以下、キムタク)。 芸人の元木敦士さんもキムタクに特別な思い入れを抱くひとりだ。キムタクものまね芸人として活躍し、Instagramでは現在14万人以上のフォロワーを持つ。
そんな彼がどハマりしたキムタクドラマの魅力とともに溢れ出る愛を語ってもらおう。
「人生に必要なことは、全部キムタクのドラマから学びました」
どうも。キムタクものまね芸人の元木です。この連載では、僕が大好きな木村拓哉さんのドラマから学んだことを紹介していければと思う。 いきなりだけど、ぶっちゃけ、「他人に“自分の弱さ“を見せていい」。 これは僕が20代の頃に、テレビドラマ『HERO』から学んだことの一つ。この言葉の根拠を、僕自身の体験も交えて、熱く語っていこうと思う! 『HERO』は、誰もが知る俳優・木村拓哉さんが主演する作品。当時、平均視聴率34%ともいわれたとんでもないお化けドラマだ。 内容を簡単に説明すると、木村拓哉さん演じるスーツを着ない型破りな検事・久利生公平が自分の正義を貫きながら、仲間と共に事件の真実に迫るという話。 ドラマを観たことがある人なら、久利生公平のトレードマーク、茶色のダウンジャケットを見れば「あ! HEROじゃん!」と思うのではないだろうか?
僕もあのダウンが欲しくて、そっくりなダウンを買いに走った。ぶっちゃけ、3着も持っているんだよね☆(ちょ待てよー‼)
「自分の弱さを見せていい」
僕は若い頃、「他人に弱さを見せたらダメだ!」なんていうプライドがあり、そういう部分を見せないようにしていた。 だけど、『HERO』を観て、考え方が変わったんだ。 主人公の職業は検察官。検察官と聞いて誰もがイメージするのは、「スーツをビシッと着こなした、法律を学んだエリート」だと思う。僕も、主人公の木村拓哉さんがスタイリッシュに裁判で勝ちまくる無敵の検察官を想像していた。 しかし、主人公をはじめとして、このドラマにそんな格好良い検察官は存在しない! 検察官の仕事のひとつである現場検証は、地味で泥臭い仕事だし、仲間の検事は不倫をしていて、しかも相手の女性の尻に敷かれまくり。検察事務官は、仕事より合コンに命をかけ、しかも一度も成功しない。 そればかりか、「残業いやだー!」などと、愚痴や弱音を吐きまくる。『HERO』は、そんなキャラクターのオンパレードなのだ!