詐欺広告に実業家・前澤氏「怒っている」…政府に素早い“対策”訴え SNSの広告どう見極める?
■SNS型投資詐欺の被害額1年間で約277億9000万円 その手口とは?
小栗泉 日本テレビ解説委員長 「こうした、著名人の写真を無断で使った詐欺を含む、SNS型投資詐欺の被害額は、警察庁によると、去年1年間で、約277億9000万円にのぼっているんです。 前澤さんによると、こんな手口だといいます。 ●詐欺広告から、LINEグループに誘導します。 ↓ ●前澤さんを名乗る人物などが、出資を促します。 ↓ ●少ない金額を入金すると、最初は、実際に利益が得られたり、またはそう見えるように、画面上に表示されたりする、ということなんです。 こうして、一度信用させて、出資金額が高額になったところで連絡がつかなくなり、大金をだまし取られる、ということなんですよね」 藤井キャスター 「一度信用してしまうと、だまされやすくなると思うんですが、ひっかからないようにするためには、どんなことが必要なんでしょうか?」
■専門家「まずは“詐欺”を疑え」 公式アカウントなどで確認を
小栗泉 日本テレビ解説委員長 「こうしたSNS型の投資詐欺などに詳しい、成蹊大学の高橋暁子客員教授によると… 1.SNS上で有名人の投資広告を見たら、まずは詐欺を疑え。 2.その人物の公式SNSアカウントなどを見て、本当にPRしているかどうか、確認をしてほしい。前澤さんのように、『勝手に写真使われた』と自ら注意喚起しているケースもあるということです」
藤井キャスター 「だまされないように丁寧に見ていくということが大切だと思いますが、李光人さんは、こういう広告を見たことがありますか?」 俳優 板垣李光人さん (news zero 水曜パートナー) 「そうですね、僕は最近、ディープフェイクを使ったニセの広告なんかを見るようになったんですけど、そもそもSNSにでてくる広告というのは、“玉石混淆”の中でも“石”の方が多いんじゃないかなというふうに感じていて、あんまり信用しすぎないようにはしていて…。 あとは、広告を出しているところが『公式』であるかどうかというのも、きちんと確認するようにはしていますね」 藤井キャスター 「かつて私のアナウンス部の後輩も、詐欺広告に利用されたことがあるんですが、疑いの目で広告を見れば、高い確率で“詐欺のきっかけ”は見つかります。そのうえで、周りの人に意見を求めるなど、自分を守るための“セカンドオピニオン”にも耳を傾けてください」 (4月10日放送『news zero』より)