角田裕毅が“ベスト・オブ・ザ・レスト”のモナコGP予選8番手!VCARB幹部は「素晴らしい仕事」今季6度目Q3進出の角田を称賛|F1
モナコGPで予選8番手だった角田裕毅について、チーム幹部が称賛の内容でコメントを発している。 モンテカルロでは予選Q1でトラフィックが発生し、クリアラップを取ることが難しい状況下、角田とダニエル・リカルドのVCARB勢はそろってQ2進出を果たす。 Q2では角田がトップ10入りした一方、リカルドは13番手でQ2敗退となった。最後のQ3では角田は1:10.858までタイムを短縮し、これで8番グリッドとなっている。 レッドブルのセルジオ・ペレスとアストンマーティン勢はQ3まで駒を進めておらず、角田より前のグリッドはフェラーリ勢、マクラーレン勢、メルセデス勢、そしてマックス・フェルスタッペンの7台。ベスト・オブ・ザ・レストの予選8番手となった。なお、予選13番手だったリカルドは、ニコ・ヒュルケンベルグの車両規定違反により、12番グリッドに繰り上がりとなる見通し。 この結果を受けて、VCARBの車両パフォーマンス責任者ギヨーム・デゾトゥー氏は、チームの状況について説明しつつ、土曜日の公式セッションをこう回顧している。 「金曜日は好調で、いつものように夜間にチーム内でのデータ分析と、シミュレーター作業を行った。フリープラクティス3回目は予選に向けてソフトタイヤの最適化に充てる予定だった」 「モナコの予選は競争が非常に激しい。特に20台の車がコース上にいるQ1では、混雑は不可避となる。良いトラフィックウィンドウを見つけることが重要だとわかっていた。エンジニアとメカニックは、適切なタイミングでコースに出て、サーキットで良いポジションを見つけるという素晴らしい仕事をしてくれた」 モナコは後からアタックしたほうがタイムが上がる傾向となった。トラックエボリューションは想像以上に大きかったとも口にしている。 「最初のタイヤセットで競争力のあるラップをしたものの、路面の急激な変化(トラックエボリューション)により、全員が再走行を余儀なくされた」 「予選Q2では再び接戦となったがユウキは2セット目で力強いラップを披露し、Q3進出を決めた。一方、ダニエルはクルマのバランスに少し苦労したが、それでも(ランス)ストロールを打ち負かし、今週末の注目選手であるヒュルケンベルグ(※車両規定違反によりドイツ人ドライバーはケビン・マグヌッセンとともに最後尾へ)にかなり近づくことができた」
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