【フィギュア】青木祐奈3位、引退翻意し初快挙「さらに強い意志がスケートに対し芽生えた」
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇9日◇東京・代々木第一体育館◇女子フリー 世界選手権3連覇中の坂本花織(24=シスメックス)が3年ぶり3度目の優勝を飾り、2連覇がかかるGPファイナル(12月、フランス・グルノーブル)進出を決めた。首位発進したSPに続いてフリー152・95点、合計231・88点とし、いずれも今季世界最高得点。千葉百音が2位、青木祐奈が3位で続いた。NHK杯での日本女子の表彰台独占は変則開催だった20年を除き、08年以来16年ぶり。GPでは10月のスケートカナダに続いて今季2度目となった。 青木がジュニアGPを含めて初の表彰台に乗った。第1戦スケートアメリカ7位から修正して3位に入ったが「自分の満足いく点数ではなかった」と反省。昨季限りでの引退を決意も翻意し現役続行。「自分がやりたいと思って続けてきた。さらに強い意志がスケートに対して芽生えた」。 12月の全日本選手権に向け「今回のNHK杯を超えたい」と見据えた。