筑波大学女子バスケの鍵となる、地元出身の幼なじみコンビ、プレーは対照的「ガッツあふれるドライブ」「冷静な判断でパス」
留学生がいない筑波大学のバスケットにひかれて
筑波大には2人とも「行きたい」と思っていた。鈴木は「ずっと茨城で地元だったので、一番は地元でバスケを盛り上げたいというか。あとは留学生がいない筑波のバスケットで勝ちたいと思って」。岡﨑は「まず、筑波大学のバスケ部が楽しそうっていうのと他の大学と違って留学生がいないから、日本人だけのバスケットで日本一を取りたいっていうのがありました」と理由を明かす。 今は学部も一緒、部活も一緒。実家暮らしで母親同士も仲が良いということで、文字通り朝から晩までずっと一緒にいる。「楽しいです」と口をそろえる。 お互いの強みを聞いてみた。「真依はゲームメイクがうまい。自分が欲しいところに真依はパスをくれるんで、一緒にやっていて心強い」(鈴木)。「勝負どころでシュート決めてくれたり、リバウンドをとってくれたりして頼りになるなと」(岡﨑) 2人して「うそつけ!」と笑いながら言い合う姿には、深い信頼関係が見えた。 チームとしては7月の新人インカレで優勝を狙う。鈴木は「とりあえず試合に出続けて、先輩たちに負けないようなプレーヤーになりたい」。岡﨑は「もっとディフェンスの強化をして、大学の高いレベルで通用する選手になりたい」と目標を掲げる。 スポーツで上を目指す選手の中には、地元から県をいくつもまたいで強豪校に進学するケースもある。そんな中、ずっと地元を拠点にしながら力をつけてきたルーキーたちの今後に注目だ。