百名山となりの「穴場の山」でハイキング! 中禅寺湖も一望できる、のんびり絶景コース「現地レポ」
今回は栃木で「低山を探している」「観光スポットは人がいっぱいで行く気になれない」といった人に向けて、中禅寺湖と絶景を独り占めできる高山(たかやま・標高1,667.7m)登山を紹介したい。 ■【画像】これは癒しのハイキングコース! 訪れる人が少なく、とても静かに過ごせた山頂の様子&近くで見てもとにかく水がきれいな「中禅寺湖」(写真をすべて見る)
■高山&中禅寺湖を往復4時間で楽しむ周回ルート
栃木県日光市に位置する高山は、奥日光有数の景勝地である戦場ヶ原と中禅寺湖の間に稜線を広げ、山中にはシャクナゲやヤツオツツジの群落がある自然豊かな山。今回は登山口の地獄茶屋から1時間25分かけて山頂を目指し、中禅寺湖まで下りてきて湖畔沿いを歩いて地獄茶屋に戻る周回ルートを選択した。 急勾配が少なく、岩場もない緩やかな道のりのため、疲れにくく歩きやすい。自然の中を歩いてリフレッシュするには最適だ。
■山頂の静かな空間でお昼ご飯
登山口から山頂までは1時間25分ほど。山頂はこじんまりとして、静かな空間が広がっていた。百名山と違い混みあうこともなく、登った日が休日だったが、山頂に着くまでにすれ違った登山者は2人ほど。 お昼ご飯を山頂で食べるのが登山の定番だが、筆者おすすめはカップラーメン。バーナーとクッカーを用意して、お湯を沸かすだけで簡単に楽しめる。 普段何気なく食べるカップラーメンとは違った、疲れた体に染み込む感覚が幸せな気持ちにさせてくれる。なお、ゴミは自然保護のためにしっかり持ち帰ること!
■透明度抜群の中禅寺湖を一望してリフレッシュ!
「自然の中を歩きたい」「休日にリフレッシュしたい」といったときに訪れてほしいのが中禅寺湖だ。2万年前の男体山噴火で発生した溶岩によってできたといわれている湖で、湖面の標高が1,269mと日本一を誇る。 周りを見渡すとボートに乗って釣りをしている人も見かける。下山をしてからスタート地点の地獄茶屋まで戻るまでの湖畔歩きは、今回のコースの中では山頂に次ぐハイライト。透明度が高く、きれいな水辺をゆっくり堪能しよう。 登山だけでなくキャンプをして、好きな時間を過ごすことでも非日常を味わえるだろう。ぜひ、大自然を感じてリフレッシュをしよう!