トヨタ「シエンタ」対ホンダ「フリード」大人気コンパクトミニバン、徹底比較!買うならどっちがおすすめ?
また、2列目に3名乗車の「ベンチシート」を採用した「7人乗り・3列シート車」も、フリード エアーの上級グレード「EX」に用意。先代の「フリード+(プラス)」に相当する2列目3名がけベンチシートの「5人乗り・2列シート車」は、フリード クロスターのみに設定。これらにより、ラインナップを先代から刷新している。 パワートレインでは、1.5Lガソリン車のほか、ハイブリッド車に新しく独自の2モーターシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を採用。最新技術の投入により、走りや燃費性能に磨きをかけている。
駆動方式は、6人乗りと5人乗りのハイブリッド車とガソリン車の両方に、2WD(FF)と4WDを設定。7人乗り仕様は、2代目モデルと同様、ハイブリッド車とガソリン車ともに2WD(FF)のみを用意する。 ■シエンタのプロフィールとラインナップ 一方のシエンタ。現行モデルはこちらも3代目で、2022年8月に発売された。外観は、先代のややシャープなイメージとは異なり、全体的により親しみやすいスタイルへ変更された。とくにフェイスデザインは、さらにフレンドリーな印象を加味。「シカクマル」というコンセプトでデザインされたボディは、全体的により四角く、角が丸くなった形状を採用している。
ラインナップは、「7人乗り・3列シート車」と、「5人乗り・2列シート車」の2タイプを設定。1.5Lのガソリン車が2WD(FF)のみ、ハイブリッド車には2WD(FF)と電気式4WDのE-Fourを用意する。また、グレード展開は、ガソリン車とハイブリッド車それぞれに、ベースグレードの「X」、中級グレードの「G」、上級グレードの「Z」といった3タイプを設定する。 なお、前述した2024年5月の一部改良では、「デジタルキー」と「外部給電アタッチメント」をメーカーオプションとして追加している。
デジタルキーは、スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、愛車のキーとして使える機能で、「Z」と「G」グレードにオプション設定した(別途登録とオプションサービスへの加入が必要)。また、外部給電アタッチメントは、ハイブリッド車用のオプションで(全グレードに対応)、ドアと窓を閉めたまま電源コードを出して給電できるもの。AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用できる「アクセサリーコンセント」を選択した際に、セットとして設定される。キャンプなどのアウトドア・レジャーから災害時まで、幅広いシーンで車両バッテリーの電力を活用できる機能だ。
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