【大掃除】いくら捨てても部屋がすっきりしないのはなぜ?ガラクタをため込まない究極の方法
年末が近づき、慌ただしさが増すこの季節。大掃除や年越しの準備、新年の計画など、気ぜわしい日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。そんな時期だからこそ、「本当に必要なもの」を見極め、暮らしの余白をつくる時間をとりたいものです。本記事では、ミニマリスト主婦・筆子氏の新刊『それって、必要?』(三笠書房)より、大掃除をシンプルに進めるための「捨てるスキル」や、必要以上に物を増やさないための「買わない挑戦」など、新年をすっきり過ごすためのアイデアをお届けします。 【この記事の画像を見る】 捨てても、捨てても、部屋がすっきりしないのは、その一方で買い物をしているからかもしれません。 日本は安くて素敵な物が簡単に手に入るため、次々とほしい物が出てきてしまいますよね。けれど、シンプルライフをめざすなら、当たり前になっている日々の買い物という習慣を捨てるのが早道です。 無意識のうちにどんどん買い物をしている人は、とりあえず、1週間でも2週間でもいいので、「買わない生活」にチャレンジしてみましょう。その際は、次のような方法で「買わない挑戦」をしてみてはどうでしょう? ● (1)まず手持ちの不用品を捨てる 1日15分程度の時間を使っていらない物を捨てるだけで、少なくとも以下の2点に気づくと思います。 ・これまで買った物の大半は不用な物だった ・しかし、中にはずっと使い続けている物もあった。今後はこれを買い換えていけば、生きていけるのではないか? じつはそんなに物を買わなくても生活できることがわかると、不用品を捨てるうちに、自然と新たな買い物をする気持ちも薄れていきます。
● (2)自分の買い物の傾向を分析する 「買わない挑戦」のルールを決めるために、自分の買い物のクセを分析しましょう。とくにどんな物をよく買っていますか? 所持品を整理していると、やたらと数を持っている物に気づきます。 誰しも「とくに買うのが好きな物」があります。私の場合は、本と文房具をよく買っていました。 衣類、靴、バッグ、化粧品、アクセサリー、ぬいぐるみ、ゲーム、フィギュア、ファングッズ、お菓子など、人によってつい買いすぎる物は違います。 ふだん、どんな店で買っているか、どんなシチュエーションで買っているかも重要です。 ネット通販をよく利用する、コンビニに毎日のように行っている、100均は毎週チェック、デパートのタイムセールが大好き、デパートの催事場で行われる物産展は欠かせない、など自分の買い物のクセを分析してみましょう。 ● (3)「買わない挑戦」をはじめる 買いすぎている物や、買い物の傾向がわかったら、実際に買わない挑戦をはじめます。 このとき、気をつけてほしいことがあります。 「今後は必要な物しか買わないようにしよう」というように、目標があまりにも漠然としていると失敗しやすくなります。 (2)で分析した、自分の買い物のクセをもとに、買わない挑戦の期間とターゲットとする物を決めましょう。 あまり厳しいルールをつくるとかえって挫折してしまうので、得策ではありません。ここはあえて、自分が達成しやすい目標を設定しましょう。たとえば、 ・1カ月だけコンビニに行くのをやめる ・1カ月だけ100均では何も買わない ・半年だけセールでは何も買わない ・1カ月だけチョコレートを買わない ・3カ月間、どうしても必要なものしか買わない ・半年間、消耗品のストックの大量買いをやめる ・今後1年間、子どものおもちゃは、こどもの日、誕生日、クリスマスにしか買わない ・二度と福袋は買わない 簡単なものからはじめ、徐々にハードルをあげていきます。期間は、1週間、半月、1カ月、90日……と自由に決めてかまいません。