ブラピ&アンジーのワイナリー裁判、泥沼化が止まらない。気になる最新情報
ハリウッドでは当たり前のNDAとは?
アンジーの弁護士が出したコメントで再び注目されたのが、NDA=秘密保持契約の存在だ。プライバシーを守りたいセレブの多くが、公私にわたって関わる人々と機密保持契約を結ぶのはハリウッドでは当たり前の行為だ。例えばボディメインテナンスを任せるパーソナル・トレイナーやエステシャンはもちろん、ヘアメイクやスタイリスト、パーソナル・ショッパー、子どもたちのナニーや家庭教師、家政婦やハウス・マネジャー、シェフ、ボディガードなどなど。セレブの日常生活を支えるスタッフのほとんどがNDAにサインしているはずだ。だからこそアンジーがサインを拒否したNDAの内容がどのようなものだったのか気になるところ。
もちろんマーフィー氏が匂わせている厳しいNDAというのも実は、大物俳優兼プロデューサーとしてのステイタスや名誉を守りたいブラッドにとっては、当然の要求を盛り込んだ機密保持契約だったかもしれない。アンジーが元夫に対する「嫌がらせ」としてサインを拒否したと考えることもできるのだが、事実を知るのは当人たちと弁護チームだけだ。アンジーの非難を受けたブラッド側は即座にアンジーがスタッフや関係者に署名を求め、保管・管理している全NDAの数を明らかにし、内容も開示するように求める書類を裁判所に提出していた。
そして先週、ワイナリーをめぐっての争いを担当しているロサンゼルス高等裁判所のリア・マーティン判事が、アンジーに対して過去8年間にわたって彼女がサインを求めたNDAのなかで訴訟に関連するとみなされるものの提出を命じたことが明らかになったのだ。アンジー側は過去のNDAの提出は「不合理」「無駄」、さらには署名に同意した人のプライバシーの侵害にあたるとして拒否していたのだが、マーティン判事はブラッド側のリクエストを妥当と判断したのだ。そのため判事の命令を知らされたブラッド側が勝利の雄叫びを上げたのも無理はないだろう。
アンジーに不利な証言も?
こうなるとアンジーがスタッフたちに求めたNDAには、彼女にとってマイナスなることが隠されているのかもしれないと勘繰る人も多いかもしれない。誰にだって隠しておきたいことの一つや二つはあるし、アンジーだって例外ではないはず。その一つと思われるのが、アンジーが子どもたちが父親であるブラッドに反感を持つように誘導したということだろう。一般公開されている裁判記録によると、ブランジェリーナ家族の警護を担当していたSRSグローバル社のCEOトニー・ウェブ氏がアンジーに不利な書類を提出している。書類によると、子ども6人の親権をめぐる裁判中に同社を通じて雇われたボディガード2人がブラッド側の証人として法廷で証言する寸前だったという。 写真:マドックス、ヴィヴィアン、アンジェリーナ、ノックス、シャイロ、ザハラ