【麻布台ヒルズ見どころ6】アートやギャラリーも充実 集英社のマンガギャラリーやチームラボ、奈良美智の彫刻など注目7選
森ビルの大型複合施設「麻布台ヒルズ」が開業した。“Modern Urban Village”をコンセプトに、緑を多用した設計で“Green & Wellness”を打ち出す。商業施設ゾーンには来春までに約150店舗が出店。商業施設や文化施設のほか、オフィスや住宅などの都市機能を集積する。 【画像】【麻布台ヒルズ見どころ6】アートやギャラリーも充実 集英社のマンガギャラリーやチームラボ、奈良美智の彫刻など注目7選
この記事では、アートやギャラリーにフォーカスし、その見どころを紹介する。日本が誇るエンタメの一つであるマンガに触れる集英社のギャラリーやお台場から移転したチームラボ ボーダレス、ギャラリーの展示内容に連動してメニューが変わるカフェなど、ユニークなスペースが盛り沢山だ。
中央広場
奈良美智「東京の森の子」
ジャン・ワン
約6000平方メートルの広さを誇る中央広場では、パブリックアートを楽しむことができる。奈良美智の「東京の森の子」は、2011年の東日本大震災の悲しみから活動を再開するきっかけとなった「ミス樅の子」に続いて、16年から青山や那須塩原、ロサンゼルスに設置されている「森の子」シリーズの8体目。都内に常設される奈良の野外彫刻作品としては初めてだ。
中国の彫刻家、ジャン・ワンのアイコニックなシリーズ「Artificial Rock」は、ステンレススチールで自然石を模した彫刻だ。中国では天然岩を鑑賞する文化が唐の時代からあり、ジャンは自然岩が連想させる風景を、近代的な素材で表現してきた。鏡面に仕上げた表面は、中央広場に広がる緑や季節を写す。
森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(ガーデンプラザB B1階)
移転オープン
アート集団、チームラボと森ビルが手掛けるエプソン チームラボボーダレスが東京・お台場から麻布台ヒルズに移転する。オープンは2024年2月上旬。チームラボボーダレスでは、オープンに際して新作「認知の上の存在」をテーマにした「バブル ユニバース」とチームラボボーダレスの世界を構成する作品群が入り込んでくる「花と人-メガリス クリスタル フォーメーション-」「ブラック ウェーブス-メガリス クリスタル フォーメーション-」を発表した。