【武豊日記】11度目の挑戦だった凱旋門
「また来年、頑張ろう」
ボク自身、11度目の挑戦だった凱旋門でしたが、期待のアルリファーは11着に終わりました。馬場状態のことを色々聞かれますが、ロンシャンに雨が降ったらだいたいはあんな馬場になるわけで想定外ではありませんでした。結果として、59.5キロを背負った馬たちに厳しい結果が出たとは言えますが、それがなぜかは説明ができていません。 残念な結果とはなりましたが、10月の最初の日曜日にロンシャンにいられて、レースに騎乗できたことが本当に幸せだったなと思います。凱旋門賞はそういうレースなんです。 競馬って、うまくいかないことの方が圧倒的に多いんですが、たまにビックリするぐらいいいことがある。それが来年なのか、再来年なのかはわかりませんが、凱旋門賞だったらいいなと思って、これからも頑張ります。オーナーに「また来年、頑張ろう」とおっしゃっていただけたのもうれしかったです。 さあ、すっかり秋らしくなった日本に帰ってきて、今週は変則の3日間競馬です。ボクは、土日は京都、月曜は東京で騎乗します。秋華賞はボンドガール、府中牝馬ステークスはハーパー。どっちもチャンスありでしょう。
競馬のおはなし