マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み（資料）＝2020年4月本紙撮影

　マカオ政府統計・センサス局は8月28日、今年（2024年）7月及び1～7月の商品貿易統計を公表。 　今年1～7月の対外商品貿易総額は前年同時期から8.3%減の897.5億パタカ（日本円換算：約1兆6130億円）だった。貨物輸出総額は5.8%増の77.9億パタカ（約1400億円）で、このうち再輸出が6.8%増の69.3億パタカ（約1245億円）、マカオ製の商品の輸出が1.7%減の8.6億パタカ（約155億円）。貨物輸入総額は9.6%減の744.6億パタカ（約1兆3382億円）となり、貨物貿易赤字は83.5億パタカ（約1501億円）縮小の750.2億パタカ（約1兆3482億円）に。 　今年1～7月の輸出先別では、中国本土が7.9%減の4.5億パタカ（約81億円）、香港が1.9%減の54.2億パタカ（約974億円）、米国が34.2%減の1.7億パタカ（約31億円）、EUが63.9%増の1.4億パタカ（約25億円）。品目別では、非紡績商品が4.9%増の69.0億パタカ（約1240億円）、紡績品・衣料についても13.8%増の8.9億パタカ（約160億円）。 　輸入品の原産地別では、EUが17.7%減の223.7億パタカ（約4021億円）、中国本土が1.7%減の216.8億パタカ（約3897億円）、香港が2.9%増の38.8億パタカ（約697億円）。輸入元別では、香港が13.2%減の584.1億パタカ（約1兆0499億円）、中国本土が5.7%増の120.7億パタカ（約2169億円）。品目別では、消費財が15.2%減の535.0億パタカ（約9616億円）。このうち食品・飲料が15.3%減の122.3億パタカ（約2198億円）、ゴールド製ネックレスが20.2%減の63.8億パタカ（約1147億円）、ハンドバッグ・財布が19.3%減の57.4億パタカ（約1032億円）。このほか、燃料・潤滑油は15.4%増の45.2億パタカ（約812億円）、携帯電話は31.8%減の20.5億パタカ（約368億円）、建築資材は27.8%減の12.8億パタカ（約230億円）に。 　今年7月単月では、貨物輸出総額が前年同月から18.3%増の11.8億パタカ（約212億円）。再輸出は23.2%増の10.5億パタカ（約189億円）で、衣料品と靴類がそれぞれ1.4倍、1.2倍増だった一方、カジノ用製品は45.4%減。マカオ製の商品の輸出は9.4%減の1.3億パタカ（約23億円）となり、このうち衣料品と医薬・有機化学製品がそれぞれ33.7%、8.7%減、銅・銅製品は5.1%増。貨物輸入総額は4.3%減の105.8億パタカ（約1902億円）。このうちゴールド製ネックレスと腕時計がそれぞれ38.3%、29.7%減、カジノ用製品、小型車はそれぞれ1.5倍、25.0%増。単月の貨物貿易赤字は94.0億パタカ（約1690億円）。