キングスのブラウンHC解任に他球団の指揮官が反応「悲しい知らせだ」「馬鹿げている」「すごくがっかりした」<DUNKSHOOT>
昨季のAC陣のうち今季もチームに残っているのはクリスティーとジェイ・トリアーノ、ルーク・ルックス、リアンドロ・バルボウサの4人で、リンジー・ハーディングがレイカーズへ。過去2年間ブラウンを支えてきたジョルディ・フェルナンデスがブルックリン・ネッツの指揮官に就任し、デイビダス・ダルキスACとダッチ・ゲイトリーACもネッツ入りした。 ブラウンの下で重要な役割を担ってきたフェルナンデスHCは「彼はすごく仕事ができるんだ。私の中ではベストな1人。彼がいなければ、私は今この場にいることができなかっただろう。悲しい知らせだが、これもビジネスの一部。ほんの1年半前、彼は最優秀コーチ賞に選ばれたのに、このようなことが起こってしまう」 過去にキングスで指揮を執るも1年半で解任された経験を持つマイケル・マローン(デンバー・ナゲッツHC)は、「マイク・ブラウンが解雇されたことに驚きはない。私もそうなった人間だからね」と切り出し、こう吐き捨てていた。 「私が腹を立てているのは、(木曜の)夜に負けて5連敗に陥り、今朝練習してメディア応対もして、LAへ飛ぶ空港へ向かう前に車で待機していた彼に対し、チームが電話で解任を通達したことだ。馬鹿げていて品にも欠けている。私が言いたいのはそれだけだ」 一昨季にチームをプレーオフへ導き、最優秀コーチ賞に選ばれたブラウン。ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、元同僚(ACとして2016年から6年間チームに在籍)の解任劇についてこう話していた。 「すごくがっかりした。マイクは良き友人だし、優秀なコーチだ。1年半前に満票で最優秀コーチ賞になった男だけにショックだね。マイクが就任する前まであの球団がどの位置にいたのか、彼が加わったここ数年でどう変わっていたかを考えてみるといい。彼と彼の(コーチング)スタッフはいい仕事をしていたのだから、本当にショッキングなことだ」 今回のブラウン解任に疑問を呈す声が多いなか、指揮官交代によってキングスは再び息を吹き返すことができるのか。クリスティー暫定HCの手腕に注目が集まる。 文●秋山裕之(フリーライター)
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