日銀「政策修正」で個人投資家が取るべき"ベストな行動"
日銀の政策修正という時代の大きなうねりの中で、個人投資家はどのように行動すればよいのでしょうか(写真:ブルームバーグ)
12月20日、日本の金融マーケットに衝撃が走りました。日本銀行の金融政策決定会合において、長期金利の変動許容幅を、今までのプラスマイナス0.25%から、プラスマイナス0.5%に拡大するという決定がなされたと報じられたからです。マーケットでは、これは日銀が事実上の利上げに舵を切り始めたととらえました。 日銀の金融政策見直しが報じられたのち、マーケットは大荒れとなりました。日経平均株価は一時、前日比800円を超える下落となりましたし、為替市場では1ドル=131円まで円高が進行しました。債券利回りは大きく上昇し、債券価格は下落しました。 では、私たち個人投資家は、日銀の金融政策見直しをどのように考え、そして投資行動を行っていけばよいのでしょうか。 日銀の金融政策見直しに関連して、すでにいろいろな方が今後のマーケットの見通しについてコメントを出されていますので、そちらを参考にされるとよいでしょう。筆者は今後を予想するというよりは、「マーケットの変動に対して具体的にどのように行動をしていけば大きな失敗は避けられるか」という観点から話を進めたいと思います。
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足立 武志