ネットフリックス最新決算に見る「絶好調」の陰の"危うさ"
ネットフリックスは、ストリーミング・プラットフォームの加入者が、同社が提供するコンテンツの視聴に1日平均2時間を費やしていると公表した(写真はネットフリックス本社:Ricardo Rubio/Europa Press via Getty Images)
アメリカ・サンフランシスコ在住のアナリストが、シリコンバレーを含む西海岸のハイテク企業の最前線を現地レポートする。(最新の ドル円相場はこちら です)ネットフリックス(NFLX)の2024年7~9月期(第3四半期)は、有料契約者数が前四半期比507万人増加の2億8272万人に達し、マーケットの期待を上回った。売上高も前年同期比15%増の98億2470万ドル(約1兆4800億円)、純利益が41%増の23億6350万ドルと好調で、まずまずの結果だったと言える。成長を牽引してきたアメリカ・カナダ(UCAN)市場が飽和する中、従来とは違う方向性も打ち出しており、これが吉と出るか凶と出るか注目される。
本文:2,195文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
田中 聡