法政二が4-1で旭に快勝し3回戦進出
9月15日、第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選2次予選2回戦が県内の会場で行われた。横浜市泉区にある、かもめパークで旭と2回戦から登場した第4シードの法政二が対戦した。 【フォトギャラリー】法政二 vs 旭 序盤は旭の迅速かつ的確な守りをベースに相手を遠ざける守備がうまくいったが、時間の経過とともに法政二がペースを握っていく。 前半28分、法政二はロングスローから最後はDF4荻原礼弥(2年)が決め、先制。攻勢を強める法政二は終了間際、セットプレーからFW10岩岡将太郎(3年)がゴール中央、バックヘッドで流し込み、追加点を挙げ2-0で前半終了。1点を返したい旭は後半開始直後、カウンターからMF8 鈴木康正(2年)が決め、1点差に。その後、同点に追いつくべくセットプレーで詰め寄る旭だったが、後半16分、DF13 森山隆太(2年)が決め3点目。さらに29分にはカウンターから途中出場のFW9 新川浩都(3年)が鮮やかに流し込み、法政二が4-1で旭を下し、3回戦に駒を進めた。 豊富な運動量をベースとした機動性と機能性のあるサッカーで結果、旭を圧倒した法政二。初戦に味わう緊張感はなく、のびのびプレーできた印象。しかしこの快勝に法政二・水島光監督は「もう少しできるかなと」と4点取った攻撃面より1失点の守備面に注文があるようだ。 「スカウティングの際、注意すべき選手のプレーなどを選手には伝えてましたが、潰しきれないシーンがあり、しっかり崩されての失点でした」と反省しきり。さらに攻撃については「いつも通り」と淡々と答えるとともに「もう少し技術があがれば、流れのなかから得点が取れるようになりますし、実際、取れるチャンスがありました。あともう少し精度をあげれば流れからでもセットプレーからでも取れるようになれます」と課題をあげた。 また見事なバックヘッドで2点目を決めたFW10岩岡は「もっと攻撃力を上げないと、勝っていけない」と危機感たっぷりだった。それもそのはず次の3回戦の相手が強豪・東海大相模ならなおさらかもしれない。 (文・写真=佐藤亮太)