ダイエット中にもおすすめ! グレープフルーツを食べるべき10の理由
4. 血糖値スパイクの抑制 グレープフルーツは食物繊維が豊富な割に糖質は比較的少ないので、血中への糖の吸収が緩やかになる。グリセミック指数(GI値)が低いこの柑橘は、GI値の高い食品と比べ血糖値を急激に上げることはない。 5. 心臓の健康向上 米心臓協会によると、グループフルーツは心臓にいい可能性があるという。これは、グレープフルーがとくにフラボノイドと呼ばれる天然のフィトケミカル(植物性化学物質)を含むため。フラボノイドは、脳卒中や心臓病と闘うことが研究で示唆されている。 6. コレステロール値の改善 研究によると、とくにレッドグレープフルーツの皮をオレンジのように剥いてペクチンが豊富な薄皮を摂取すると、コレステロール値の改善に役立つことが示されている。ある研究がグレープフルーツを摂取した人のコレステロール値がどれくらい改善するかを観察したところ、ベースライン値と比較して、総コレステロール値が-11.7mg/dL、低密度リポたんぱく質が-18.7mg/dL減少したという。
7. 抗酸化物質のいい供給源として作用 グレープフルーツを食べることで、細胞の損傷に効果が期待できる。ジョンズ・ホプキンス・メディスンによると、「トマトやすいかにも含まれる栄養価の高い天然化合物のリコピンから、抗酸化力を得られる」そう。「抗酸化物質は細胞の磨耗を軽減し、がんなどの重篤な病気の予防効果が期待できます」 8. 水分補給 水分を十分に摂取することは、健康全般にとって必要不可欠なこと。「中くらいのグレープフルーツは約88%が水分なので、水分補給に貢献してくれます」とアジェマンさんは話す。 9. 肌の健康増進 グレープフルーツで肌つやを改善しよう。グレープフルーツ半分には一日の推奨摂取量の50%を超えるビタミンCが含まれており、研究によると、コラーゲン生成や創傷治癒の促進、隆起した瘢痕(傷跡)の最小化など、さまざまな点で皮膚に有益だという。
10. お通じの改善 便秘に効く食べ物はプルーンだけではない。「中くらいのグレープフルーツには一個あたり2gの食物繊維が含まれ、規則的な便通の維持に役立ちます」と話すアジェマンさん。さらにグレープフルーツは、ナリンゲニン(苦味成分)と呼ばれる特定のフラボノイドも含んでおり、ナリンゲニンには下剤効果があることが研究で示唆されている。 translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images