【楽天】ドラ4江原雅裕、折れたバット再利用した“相棒”と入寮「引き続き使っていきたい」
プロ入りに導いてくれた“相棒”とともに、新天地の扉を開けた。楽天ドラフト4位の江原雅裕投手(24=日鉄ステンレス)ら新人全7選手が5日、仙台市内の泉犬鷲寮に入寮した。「久しぶりに同期のみんなとも顔を合わせて、始まったな、やるぞーという感じ」と気を引き締めた。 寮には折れたバットを再利用したシャドーピッチング用の棒を持参した。「これでシャドーピッチングしたり、フォームを修正したり、今の自分があるのもこれのおかげ」と大切な道具だ。「社会人2年目に入る前から使い始めて、感覚をつかむというか、毎日キャッチボールの前にも使ってました。音がなる場所を意識しています。前の方ではなくて、実際のリリースポイントで鳴るように。プロでも引き続き使っていきたい」と力を込めた。 1位の宗山塁(21=明大)ら24年ドラフト組では、江原が唯一の社会人出身で最年長。「お兄さんみたいな立場でいられれば。同期のみんなに示せる部分はやっていきたい」と決意表明。「まずはけがなく1年間過ごすこと。その上で1軍で活躍できれば」。相手のバットをへし折るような気迫の投球で、即戦力の期待に応える。【山田愛斗】