「初老ジャパン」“長老”の旧友が語った“青年”時代の素顔と、92年ぶりのメダル獲得後の電話
メダル獲得後に電話が
こんな思い出話も明かす。 「合宿に行ったとき、2人で練習をサボって遊びに行ったことがありました。楽しかったのですが、その後、先生にはめちゃくちゃ怒られましたね(笑)。大学時代の馬術部ではキャプテンだったはずですから、今回のチームでも中心的な存在になったのではないかと思います」 大学を卒業した大岩は、就職したことで一時競技から離れている。しかし、2000年のシドニー五輪を見て、再び競技に復帰する。 「諦めかけていたものを、環境を整えて、もう一度挑戦するというのは、そうとうな覚悟が必要だったと思います。なにより競技を続けていくことも大変だったはず。海外から帰国した際に“あと何回、大会に出られるかな”と話していたことがありました。馬術とは、体力もかなり必要になりますから」 メダル獲得時に、祝福メッセージを送ったところ、大岩から森本さんに電話がかかってきたという。 「本当によくやってくれた、おめでとうと伝えてから“次に愛知県に帰ってきたときには手羽先を食べに行こうな”と話しました。毎回、彼が来たら一緒に食べに行っているので、楽しみです」 地元グルメに舌鼓を打ちながら、今回の土産話はいっそう盛り上がりそうだ。