ハエの成虫に卵を産み付ける...腹を破って這い出る新種寄生バチ!まるで映画エイリアン
世界中に生息している可能性も...
これまでのところ、この新種の蜂が採集されたのはミシシッピ、アラバマ、ノースカロライナの3州のみ。しかしDNAの痕跡はアメリカ東部全域でハエの標本から検出されており、もっと広域に分布していると思われる。 「ほかにも世界中でたくさんの場所に生息している可能性も排除できない」とボーリンジャーは言う。 寄生のプロセスは悪夢のようにも思えるが、新種の蜂は、特に害虫対策に関して、人間のためになる可能性もある。ミバエは害虫として有名で、昆虫学者は普通に寄生生物を昆虫対策に利用している。 「生物的防除の優良候補になり得るかどうかを探るためには、まだかなりの研究が必要だ。現時点ではほとんど推測でしかない」とボーリンジャーは話している。
トム・ハワース