密かな人気車種!? KOVE「450 RALLY」が支持される理由とは?
頭角を表す新興ブランド
株式会社バトンTrading(Kove Japan)が取り扱うKOVE(コーベ)製の車両「450 RALLY(ラリー)」が受注を開始して以来、堅調なセールスを記録しているといいます。 【画像】超カッコイイ! KOVEのラリーモデル「450 RALLY」を画像で見る(38枚)
2017年に中国重慶市に設立されたKOVEは、近年、スーパースポーツ300世界選手権への参戦やダカール・ラリーに参戦するなど頭角を表す新興メーカーです。
2024年より国内導入が開始した450 RALLYは、2023年のダカールラリー初出場にして3台完走の偉業を達成した車両の公道仕様となるモデルで、最高出力42psを発揮する排気量449ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。 長距離を走破するために設計された車両の重量は145kgと軽量で、車体前後の燃料タンクには30L(フロント14L・リア16L)ものガソリンを給油することが可能です。 また、日本においてはスタンダード(シート高960mm)とローダウン(サスペンションストローク変更でシート高910mm)の2タイプがラインナップされています。
450 RALLY導入のきっかけについて、バトンTrading代表の大塚 正樹さんは次のように話します。 「去年、450 RALLYがダカールラリーを完走しているのを見たのが同モデル導入のきっかけです。 今年はファクトリーマシンなのもあって故障などのトラブルもありましたが、2023年は3台とも完走して、これは乗りたいと思わせてくれました。 もともと、KOVEの親会社は30年くらい前にカワサキと合弁で中国生産を開始したZF-KYグループで、その新ブランドがKOVEになります。 中国では2年前から売られていたんですが、ユーロ5仕様がこの1月によやく出来たのでやっと日本に持ってくることができました。試乗会も行ってきましたが、乗って頂いた皆様からは高評価を得ています。 既存の2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデルもいいですが、オフロードを走るとなるとやはり重く感じてしまうので、それらを踏まえるとシングルエンジンの450 RALLYはバランスがいいのかなと感じます。