ファン歴50数年!熱狂的“ベイ党”の声優・森川智之 深夜2時に選手が使うお風呂で“ビール”を流した…横浜優勝の日を語る
今シーズン、セ・リーグ3位からCS(クライマックスシリーズ)を戦い、パ・リーグの覇者、福岡ソフトバンクホークスを下し、日本一となった横浜DeNAベイスターズ。 【写真6枚】横浜・三浦大輔監督との2S、選手との3Sで笑顔を見せる森川智之さん 26年ぶりの優勝から数日、横浜ファンからも慕われる“ベイ党”、声優の森川智之さんにインタビュー。 川崎生まれの横浜育ちで、大洋ホエールズ時代から50数年、横浜一筋というだけあって、優勝を決めた11月3日以降、「興奮して全然眠れない!」と喜びを爆発させる森川さんに、今の思いを聞きました。
森川智之 横浜スタジアムのお風呂で「ああ、日本一になってよかったな」
――日本一、おめでとうございます!優勝から数日ですが、まだ興奮の最中にいるようでしょうか? もう、全然寝てないですね。興奮しちゃって。寝られないですよ、26年ぶりのことなので。録画した試合をずっーと見ています。同じアニメを何度も見返すような感じで、(アニメ)ファンの気持ちがよくわかります。 ――今回は、強豪のソフトバンクが相手ということで、スイープされてしまうのでは、との予想もありました。ところが、結果、4勝2敗で、下剋上を成し遂げました。勝因はなんだと思いますか? えっと、それは、三浦(大輔)監督に聞くことですよ(笑)。そうですねぇ…もう1試合1試合、全員が全力で向かっていったという。相手は、貯金42もした強いチーム(横浜は、貯金2)なので、我々は個々の力を結集して、ワンチームで全力で戦った結果だと思います…と三浦監督が言っていました。 ――森川さんが横浜スタジアムで観戦すると「負けない」というジンクスがあり、“森川無双”“勝利の帝王”とも呼ばれています。 今シーズン、横浜スタジアムでは無敗だったんですけど、日本シリーズの第2戦は負けてしまいました。 ――ですが、そこから敵地の福岡での3連勝はすごかったですね! すごかったですね。福岡での3連勝のあと、勝てば優勝が決まるという横浜での試合、僕は祝勝会でのビールかけのリポーターを仰(おお)せつかっていて、ずっと待機していたんです。でも、雨で順延になっちゃいましたけど。 ――それでも、翌日には優勝を決め、森川さんも選手からビールをかけられていました。 すごくいい話があるんですよ。胴上げ後の祝勝会のビールかけをリポートし、選手と一緒にビールかけにも少し参加して。もう夜中近く、びしょびしょになっていたんですけど、ビールの匂いはしみこむと3、4日とれないそうなので、早く帰ってお風呂に入らなきゃ、と思っていたら、ベイスターズのスタッフの方から、「どうぞ、お風呂に入ってください」と、言われまして。 それで夜中の2時くらいにですね、横浜の街が勝利の歓喜に沸いているころ、横浜の中心にある横浜スタジアムで普段、選手も入っているお風呂に入れていただいたという。 それはなんだか不思議な感じでした。自分がベイスターズの選手になったような…だから、お風呂につかりながら、「ああ、日本一になってよかったな」と。自分は何もやってないですけど、「やったな」って感じでしたね(笑)。