油冷機オーナーに朗報! ヨシムラが油冷GSX-Rの復刻プロジェクトをスタート!【モーターサイクルショー2024】
東京モーターサイクルショーに実車を並べたのは『より忠実に、その雰囲気をデモバイクに落とし込むため』。30余年を経た今ではヨシムラも当時を知らないメカニックばかり。両車を綿密に比較しながらの作業が進められた。 エンジンはノーマルで、パルサーカバーとスタータークラッチカバーは同社アルミ製現行品を装着。キャブは油冷GSX-R750に設定のないTMR-MJNφ32mmが装着され、エキゾーストも「YOSHIMURA 604 SPL」のチタン製として復刻。油冷GSX-Rのお約束、ヘッダーパイプを連結する筒状のDuplexチャンバーも装備された。 トップブリッジも新作「YOSHIMURA 604 SPL」。中央には“604”のミーリング文字が刻まれる。WIND ARMORスクリーン、PROGRESS1オイルTEMPメーターやYRスロットルホルダーキットなど、現在販売中の製品もふんだんに奢られる。メーターやスポンジベースもリフレッシュ済み。ショーではゼッケン付きのフロントカウルで覆われたがストリート仕様としてその下にはヘッドライトも装着。もちろん点灯する。 前後サスペンションはオーリンズ。フォークアウターはシルバー仕上げでリヤショックもSPLだ。ホイールはJB-MAGTANで、サイズはF:3.00-18/R:4.50-18(デイトナ・レーサーはマービック鋳造マグだ)。ブレーキキャリパーも当時のニッシンからブレンボへ。当時のデザインをオマージュしたサンスター製SPLディスクと組み合わせる。純正スイングアームには'86年型レーサーを範としたスタビライザーが追加されている。 モチーフの'86年型レーサーのデザインに寄せられ「YOSHIMURA 604 SPL」を謳うステップ。当然、現代の視点で素材に置換されている。こちらも油冷エンジンのアイコン、フロントスプロケットカバー上に設置される箱型オイルキャッチタンクも「YOSHIMURA 604 SPL」だ。 新作のフェンダーレスキットのプレートホルダー部には、こちらも新製品の「YOSHIMURA MICRO SIGNAL」が装着されていた。極小のボディにヨシムラブランドマークが付くのもファン心をくすぐる演出。汎用パーツとしてすぐにもリリースでる状態だ。ここに掲載した既存品以外のパーツはあくまで習作として装着したというが、ユーザーの声次第ですぐにでも商品化できるクォリティとなっていたのも印象的。
ヘリテイジ&レジェンズ
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