“不記載”議員約80人、4月上旬にも一斉処分へ
日テレNEWS NNN
自民党安倍派のいわゆる裏金事件をめぐり下村元文部科学大臣が政治倫理審査会に出席しましたが新たな事実は明らかになりませんでした。一方、不記載のあった安倍派と二階派の議員について自民党が4月上旬にも一斉に処分する方向で調整していることが分かりました。 自民党・下村元文科相 「清和研(安倍派)の会計には全く関与しておりませんでしたし、事務総長の時代に清和研の収支報告書について、何らかの相談を受けたり事務局に対して指示をしたことはありませんでした。各事務所に還付(キックバック)されているという事実も知りませんでした。この事実を知ったのは2022年4月頃に当時の安倍会長から、派閥からの還付をやめようという話を聞いた時となります」 自民党・下村元文科相 「(2022年)8月にはこれは復活をしないと、還付はやめるという前提で議論をしていて、ただ結論が出なかった。しかしその後還付が復活をしたと。それがなぜ復活をしたのか少なくとも私自身がいるところで、そういう議論があったわけではありません。私が知らないところで、どんな形で誰がどう決めたのかということについては、私も全く承知をしておりません」 政倫審ではキックバックがいつから始まったかなど新たな事実は何も明らかにならず、今後は自民党が森元総理大臣らに追加の聴取を行うかが焦点となります。 一方、複数の自民党幹部によりますと、不記載のあった安倍派と二階派の議員およそ80人全員について、4月上旬にも一斉に処分する方向で調整していることが分かりました。