波乱の夏相場で個人投資家が救世主となるこれだけの理由
夏相場は波乱となっているが、下げ幅は「想定内」。「日本株を夏に買え」戦略は不変だ(写真:Getty Images)
8月初旬の株式市場は思わぬ波乱となった。1日に米欧格付け大手フィッチ・レーティングスが突然アメリカ国債の格付けを最上位から1段階引き下げたが、その影響を最初に受けたのは米国株よりもむしろ日本株だった。日経平均株価の下げ幅は2・3日の両日で1300円を超える下落となった。 ただ、これは日銀のYCC(イールドカーブコントロール、長短金利操作)修正発表時(7月28日)の「余波」でもあり、「予想されたもの」と「そうでないもの」の反応の違いなのだろう。 いずれにしても、直接の下落要因こそ変わったが、夏場の調整そのものは想定していた範囲内だと捉え、ここは予定通り「バイ・イン・サマー」のスタンスで臨みたい。そこで、今回は波乱相場の救世主(=下支え役)になるとみられる個人投資家の動向について、詳しく解説したい。
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中井 裕幸