トランプ氏に存在感を誇示 北が極超音速中ミサイル実験
ピョンヤン、北朝鮮、1月7日 (AP) ― 韓国軍関係者がミサイル発射の可能性を警告した翌日の1月7日、北朝鮮国営テレビが最新のミサイル打ち上げ実験の映像を放映した。 金正恩朝鮮労働党総書記が、ライバル国に対抗するため、核兵器の保有をさらに拡大すると宣言した通り、発射実験は太平洋の遠隔目標を攻撃するために設計された新型極超音速中距離ミサイルだった。 韓国軍関係者はこの前日、北朝鮮が発射したミサイルは約1100キロ飛行し、日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外に着水したと発表した。 トランプ次期大統領の就任式を2週間後に控えたこの時期に実施されたこの発射は、この1年の兵器実験が激しかったことを物語っている。 北朝鮮は昨年、固体燃料の大陸間弾道ミサイルなど、近隣諸国や米国を標的にできる複数の兵器システムをテスト。ウクライナ戦争をめぐって両国が足並みを揃えるなか、ロシアからの技術移転によって、北朝鮮の軍事力のさらなる向上が懸念される。 北朝鮮は近年、さまざまな中距離ミサイルの飛行実験を行っており、完成すれば米太平洋軍の拠点であるグアムまで届く可能性がある。 ここ数カ月、北挑戦はこれらのミサイルに極超音速弾頭と称するものを組み合わせ、その生存性を向上させる実験を行っている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)