名古屋にあるものを生かしたい「やっとかめ文化祭」
インパクト抜群の「しゃちほこ」芸
──名古屋ならではのお座敷芸、「しゃちほこ」とは? 吉田:名古屋では、現在20名の芸者さんが活躍しています。その芸者さんの数あるお座敷芸の中で特にインパクトが強いのが「金のしゃちほこ」という芸で、名妓連(名古屋の舞妓・芸妓の団体)では習得が必須とされています。一般公募で集まった女性50人が特訓を経て、14日には名古屋城二の丸広場で、屋根に金鯱がきらめく名古屋城をバックに「金のしゃちほこ」を披露する予定です。 本祭典の目玉といえるもうひとつのイベントは、「辻狂言」と名付けられた、ストリート狂言。室町時代から続く日本の古典喜劇を、至近距離無料で観賞することができるほか、伝統芸能のプロ演者や大学教授などが講師を務める「まちなか寺子屋」や、地元ガイドとまちの探検に出かける「歴史まち歩き」、なかなか体験することのできない一流料亭でのお座敷遊びをお値打ちに体験できる「お座敷ライブ」など、約160個のプログラムで魅せる。開催は23日まで。