債券は上昇、日銀利上げ慎重姿勢を警戒-来年1月の観測も低下
(ブルームバーグ): 18日の債券相場は上昇。きょうから2日間の日程で行われる日本銀行の金融政策決定会合で利上げ見送りが見込まれる中、来年1月会合でも利上げしないリスクが警戒され、買いが優勢となっている。
金利スワップ市場では1月23、24日の会合までの利上げ確率は63%台と約1カ月半ぶりの水準に低下。11月25日には88%台まで上昇していた。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大塚崇広シニア債券ストラテジストは「会合後の植田和男総裁の会見で1月会合での利上げ見送り観測が強まるリスクがくすぶっている」と指摘。日本時間19日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を控え、1月の日銀利上げの可能性も残ることから、一方向に相場が動いていく可能性は小さいのではないかとも述べた。
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Daisuke Sakai