サンタが空からやってきた 消防署員がプレゼント、和歌山県田辺のこども園
サンタが空からやって来た―。和歌山県田辺市新庄町のNUKU森の丘こども園で23日、クリスマス会があり、サンタクロースやトナカイの格好をした市消防本部の職員が園舎屋上からロープで降下し、園児にクリスマスプレゼントを手渡した。 【ヒートショック注意 「寒暖差対策を」和歌山県田辺市消防本部の記事はこちら】 紀南地方の消防職員有志でつくる「TRIC(トリック)」のメンバー7人が参加し、ロープ救助の技術を活用した。園内に鈴が鳴り、クリスマスソングが流れ始めると、園舎の屋上からそりに見立てた担架に乗ってサンタやトナカイが登場した。0~6歳の園児86人が歓声を上げて出迎え、プレゼントが入った大きな袋をサンタから受け取った。園児たちが「ありがとうございました」とお礼を伝えると、再びロープを使い屋上へと戻っていった。 岡本紗和ちゃん(6)は「サンタがどこから来たのか不思議だった」、片岡遼翔ちゃん(6)は「サンタが来てくれてうれしかった。また来年も来てほしい」と喜んだ。岩見絵理子主幹保育教諭は「子どもたちの喜ぶ姿が見られて良かった」と目を細めた。 田辺市消防本部の芝﨑竜司さん(33)は、今秋台湾で開かれたロープ救助技術の国際大会で優勝したメンバー。「ロープ救助の技術を用いてイベントが開催できて良かった。プレゼントをもらった園児の喜ぶ顔がうれしかった」と話した。
紀伊民報