「緊急事態宣言」安倍首相が会見(全文3)外出自粛、警察の協力要請は「あるかも」
中小企業200万、個人事業主100万給付の条件は?
江川:フリーランスの江川紹子と申します。よろしくお願いします。先ほど中小企業に200万、フリーランスを含む個人事業主に100万という話がありました。これに対して、出すときにどういう条件を課すのでしょうか。というのは、1世帯30万のときに、30万で結構出るなと思ったら、実はその条件がものすごく厳しくて一部の人しかもらえないではないかというような話が出ています。この200万と100万にはどういうような条件を課すのかということです。 これがちゃんと緩やかになってないと、1週間ぐらいするとなんとなく、強制ではないので、要請ベースになるので、だれてくることも考えられるのではないかというふうに思います。そうなったときに引き締めのために警察を要請して、例えば職務質問などを活発化させるなどのことがあり得るのか、あり得ないのか。実際、千葉市長さんなどは警察に対して、ナイトクラブの一斉立ち入りなどの取り締まり強化を要請していますとTwitterで書かれています。こういうような形で警察に要請をする、取り締まりをするということはありうるのかということについてお話を伺いたいと思います。 安倍:まず中小企業、そして個人事業主の方々に対する200万円、100万円の給付でありますが、今回、多くの分野において突然、ほとんど収入が、7割~8割、あるいはゼロに近くなった方々がたくさんいらっしゃると思います。そこで今後、この年末までの間に、これは今までと比べて収入が半減していれば出すということになっている。そういう設計になっておりますので、大きな被害を受けている、大変厳しい状況になっている、あるいは自粛要請になっている分野においては間違いなくそこには入ってくるのではないのかなと思います。
年末か?
江川:年末ですか。 安倍:いやいや、それまでの1カ月でも対象にどこかが当たればということだと。今、そういう設計にしていこうということになっています。ですからどこかが当たればその対象にしていくということになるわけでありますし。これはなるべく簡易に、電子的に申請をして受けられるようにしていきたいと思っておりますし、なかなか電子申請というのは大変だという方々は、全国の商工会議所等で指導をして、お手伝いをして申請をしていただくということにしたいと思います。 江川:あと警察の話は。 安倍:警察ですね。これは、いわば取り締まりの対象には、罰則はありませんから取り締まりの対象ということでは、警察が取り締まりに回るということはありません。ただ、ご協力は要請させていただくということはあるかもしれません。ご協力の要請について、ご協力を要請していただくということについてお願いをさせていただく。どういう形かどうかは分かりませんけども、お願いをさせていただきたいと思っています。 司会:じゃあ菅原さん。