「緊急事態宣言」安倍首相が会見(全文3)外出自粛、警察の協力要請は「あるかも」
安倍晋三首相は7日午後7時より、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「緊急事態宣言」発令で安倍首相が会見 ノーカット(2020年4月7日)」に対応しております。 【動画】「緊急事態宣言」発令で安倍首相が会見 ノーカット ◇ ◇
アビガンはいつから使えるのか
テレビ朝日:テレビ朝日の吉野と申します。総理がおっしゃった薬のことをお伺いしたいと思います。われわれもアビガンですとかレムデシビルが効くというふうな情報には接しておるんですけども、総理は今、アビガンについては備蓄量を増やして、患者が望めば使うというふうにおっしゃったかと思うんですけども、もう少し柔軟に、病院に行ったら使えるようになるのはいつごろというふうに見込んでいらっしゃるんでしょうか。見通しをお聞かせください。 安倍:現在、日本のお薬であるアビガン、また、あるいはオルベスコ、また、フサンというものがありますが、レムデシビルというのはアメリカの薬でありますが、日米で共同治験を行っております。そしてアビガンについては先ほど申し上げましたように、もうすでに120例を超える投与が行われておりまして、症状改善に効果があったという報告も受けています。また、世界30カ国以上からこのアビガン、日本から送ってもらいたい、提供してもらいたいという要望も実は来ているわけでありますが、現在、3月31日から企業治験を実施しておりまして、今後、希望する国々と協力しながら臨床研究を拡大するとともに、薬の増産をスタートすることとしています。
すでにいくつかの病院ではアビガンが使える
そして今のお話は、例えば私たちが感染をして、入院をして、アビガンを使ってもらいたいと思ったら使えるのかということだと思います。ご本人が使いたい。もちろんこれはご承知のように催奇形性という副作用がありますから妊婦の方は使えませんが、それを十分に認識した上で先生たちも処方されると思いますが、先生にアビガンを使ってもらいたいと言って、その病院において、倫理委員会において使えるということになっているとすれば、それは使っていただけるようにしていきます。これは観察研究の中で行っていくということに、いわば治験のルートではありませんが観察研究という形で、先ほど申し上げました、そういう皆さんに使っていただきたい。 ですから患者の皆さんも先生に、自分はアビガンを使いたいと思えば、使いたいと言っていただければ、あとは病院の倫理委員会で通っていればそれは使えるということになるんだろうと。すでにいくつかの病院では倫理委員会でアビガンが使えるということになっているというふうに承知をしております。 司会:それでは次の質問をいただきたいと思います。じゃあ重田さん。