猛暑本番、節電対策は「スイッチ付きタップ」「サーキュレーター」「冷感寝具」に高い関心
電気料金の国の補助が5月利用分で打ち切られ、今月から家計の負担が増した。暑さが本格化して節電への意識が高まる中、様々な対策グッズやアイディアに関心が集まっている。 ホームセンターを展開するDCMホールディングス(東京都)が5月25日~6月2日、全国9店舗の利用客へ実施したアンケート(有効回答444名)では、「電気料金を家計の負担に感じている」との回答は、全体の6割を超えた。また、「何らかの節電対策に取り組んでいる」としたのも5割超に上った。 具体的な対策として関心のあるものを選択式で尋ねたところ、「スイッチ付きタップの利用(待機電流のカット)」、「サーキュレーターとエアコンの併用(冷房効率向上)」、「冷感寝具の利用」の3点が約7割で同率トップだった。エアコン室外機に日除けパネルのように取り付ける「室外機ガード」(約55%)、「断熱カーテン」(約53%)も関心が高かった。 電気料金の国の補助を巡っては、ガス料金とともに5月利用分でいったん打ち切られたが、政府は今月下旬、8月~10月の3カ月間にわたり復活させる方針を表明した。電気代は標準世帯で毎月約1400円、ガス代は約450円の負担軽減とする案を軸に、具体的な調整が始まっている。