ポテンシャルを最大限に発揮! フォデンが証明した「我慢する価値」【現地発】
父と釣りに行くという理由で祝勝会に参加しなかった17歳
トップチームに上がった頃から我慢強くフォデンを指導してきたペップ(左)。いまでは「本当に重要な選手だ」と称賛を惜しまない。(C)Getty Images
熾烈な首位争いを繰り広げているマンチェスター・シティにおいて、ひときわ眩い輝きを放ち、攻撃陣を牽引しているのがフィル・フォデンだ。我慢の時期を乗り越えて、ついにそのポテンシャルを最大限に発揮している。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2024年3月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 2018年4月、ジョゼップ・グアルディオラ政権発足後、初のプレミアリーグ制覇を果たしたマンチェスター・シティの選手たちは、キャプテンのヴァンサン・コンパニの号令のもと開催された祝勝会に参加した。 マンチェスター郊外の閑静な住宅街ヘイルにある『ザ・レイルウェイ』というパブがその会場となり、ダビド・シルバ、セルヒオ・アグエロ、ケビン・デ・ブライネ、ラヒーム・スターリングらほとんどの選手が顔を揃え、ビールやシャンパ
本文:3,802文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。